私たちは大阪梅田で人材派遣・紹介会社として誕生して23年になります。
その間、働き方や働く価値観は時代とともに大きく変化してきました。
そんな中で耳にしたのは、当人以上にお子さんの仕事について悩み、考えている親御さんの声です。
「転職を繰り返しているけれど大丈夫だろうか」
「サービス業で夜遅くまで働いていて、体を壊さないか心配」
「新卒で入った会社が合わず、将来が決まってしまうのではないか」
──そんなお気持ちを抱える方は少なくありません。せっかく大企業に入社できたのに辞めてしまった、とお子さん以上に失望や落胆を覚えた方もいらっしゃるでしょう。
しかし、本来、就職や転職は人生の一部であり、やり直しも選び直しもできるものです。ところが現代社会には「新卒で人生が決まる」という風潮が根強く、若者の可能性を狭めてしまう現実があります。
だからこそ私たちは、親御さんと一緒に、そして支援機関の方々とも連携しながら、安心して次の一歩を考えられる場をつくりたいと考えました。これは単なるビジネスではなく、人材を扱う者としての社会貢献の使命でもあります。
このような「親御さんを通した若者支援」に至った大きなきっかけは、私たちが10年以上にわたって取り組んできた地域若者サポートステーション（厚生労働省管轄、通称サポステ）での就業支援です。
人材を扱う企業として「すぐに就業できる人」のサポートだけをすることは簡単です。ですが現場で多くの若者と接するうちに、皆が安定して働けるわけではないことを知りました。そこから「働くことに課題を抱える若者の最初の一歩をフォローする」取り組みを始め、多くの若者が正規雇用として社会に羽ばたく姿を見届けてきました。
その活動を通じて私たちは、大学を卒業しても、すべての若者が健康的に働けるわけではないという現実を強く実感しました。だからこそ、社会全体で支える仕組みが必要だと考えています。
親御さんの「心配だから相談したい」という一言が、お子さんの新しい未来を切り開くきっかけになるかもしれません。どうぞ安心して、まずはご相談ください。