前回の「やりたくないこと」の続きでもあるんですけど。
仕事をしたことがない、経験が浅い人たちにとっては、その「やりたくないこと」すら、スラスラと出てこない方もいらっしゃいます。
その場合は大抵「やりたくない」のか「できない」のかわからないというパターンです。
「できるかもしれないけれどお金をもらえる程度なのか」とまで突き詰めて考えてしまい、「それならできないな」と結論づける方が多いようです。

では「やりたくないこと」「できないこと」を知るための方法はあるのか?
あります。
その方法はたった一つ「とりあえず仕事をやってみること」です。
仕事に取り組むに際して自信がなく、まずはボランティアから始めるという方もいらっしゃると思います。ボランティアに参加することで、あなたに働くというイメージを与え、職場という、いわば特別な場所で、働く人との会話を通して社会と繋がるという貴重な体験の場であるでしょう。
けれどボランティアと実際の仕事は大きく違います。それは何か。
仕事には賃金が発生するということです。
ボランティアには比較的気軽に参加できるのに、アルバイトの募集には尻込みしてしまう。
それはなぜでしょう?
やはり「お金をもらうことへのプレッシャー」なのではないでしょうか?
けれどそのプレッシャーを打ち破り、賃労働へのチャレンジを通して、向き不向きが初めて実感として自分のものになるのもまた事実なのです。

学生時代得意だったことを誰もが仕事にしていますか?そういうことなのです。
「賃労働をするにあたっては、過剰なストレスを受けることなく取り組むことができるか」がポイントになります。
そしてある程度「これならできそうかな」と自分と相談し、予想してみる。
そして、働いてみる。その結果日々過剰にストレスを感じたり、平気だと思っているのに涙が止まらないようなことになれば、それは向いていません(いやそこまでじゃなくても「なんか違う」と思ったらやめてくださいね)。
仕事に対してのためらいや迷いや、あるいは怖さというようなものがあるとするならば、仕事をした経験でしか乗り越えられない。この仕事をしていて、そう感じることが多いです。
それを一人で乗り越えるのではなく、一緒に乗り越えて、次のステップへの繋いでいく。それが私たちの役目だと思っています。
あなたにとっては予想もできなかった我々の提案が、あなたの人生を少しだけでも動かすかもしれません。
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